クラウドコスト最適化のOSS比較【2026年版】Infracost・OpenCostでAWS/GCP費用を削減
オープンソースラボ編集部 ・ 2026年6月13日
クラウドの請求書が膨らんでいても、どのリソースにいくらかかっているか把握するのは難しいです。OSSのコスト最適化ツールを使えば、TerraformのPR段階でコスト変化を見積もれます。
クラウドコスト管理の課題
- インフラ変更前にコスト増加が分からない
- Kubernetesのどのnamespaceがコストを使っているか不明
- 使われていないリソース(停止EC2・旧スナップショット)の把握ができない
- チームごとのクラウド費用配賦が難しい
OSS クラウドコスト最適化ツール比較表
| ツール | 対象 | CI連携 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Infracost | Terraform | ✅(PR comment) | IaC変更のコスト見積もり・PR自動コメント |
| OpenCost | Kubernetes | ✅ | CNCF・Kubernetesリソースコスト可視化 |
| Kubecost | Kubernetes | ✅ | OpenCostベース・UI充実 |
| Cloud Custodian | AWS/GCP/Azure | ✅ | ルールベース自動クリーンアップ |
Infracost:Terraform変更のコストをPRで確認
Infracost(公式サイト↗・GitHub↗)はTerraformのIaC変更をCI/CDパイプラインで分析し、コスト増減をPRコメントとして追加するOSSです。
# .github/workflows/infracost.yml
- uses: infracost/actions/setup@v3
- run: infracost diff --path=.
詳しくはInfracost公式ドキュメント↗およびOpenCost公式サイト↗を参照。
DevOps関連OSSはDevOpsカテゴリから。Kubernetesの運用管理はセキュリティカテゴリも参照。
OpenCost:CNCF公式のKubernetesコスト分析
OpenCost(公式サイト↗・GitHub↗)はCNCFのインキュベーティングプロジェクトです。KubernetesのPod・Deployment・Namespace・Teamごとのリアルタイムコストを可視化します。Prometheus連携で既存の監視と統合できます。
コスト削減の実践テクニック
| 方法 | 削減率 | 難易度 |
|---|---|---|
| 未使用リソース削除 | 10-20% | 低 |
| スポットインスタンス活用 | 60-90% | 中 |
| リザーブドインスタンス購入 | 40-60% | 低 |
| 適切なサイジング | 20-40% | 中 |
まとめ
2026年のクラウドコスト最適化:Terraform利用ならPRに自動コスト表示が出るInfracost、Kubernetes利用ならOpenCostが最初の一手です。
よくある質問(FAQ)
Q. AWS Cost Explorerと何が違いますか?
AWS Cost Explorerは費用が発生した後の分析です。Infracostは変更前にコスト増減を見積もれます。事前防止と事後分析で使い分けるのが最適です。
Q. マルチクラウド(AWS+GCP)に対応していますか?
InfracostはAWS・GCP・Azure・IBM Cloud等のマルチクラウドに対応しています。OpenCostはどのクラウドのKubernetesでも動作します。
Q. Terraformを使っていない場合でも使えますか?
OpenCost・Kubecostはインフラのコードに関係なくKubernetesのコストを可視化できます。Cloud CustodianはAWS/GCPのAPIを直接使いリソースを検出・クリーンアップします。