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OSSタスク管理比較:Plane vs Taiga vs Linear代替でプロジェクト管理をセルフホスト

オープンソースラボ編集部2026年6月14日

OSSタスク管理比較:Plane vs Taiga vs Linear代替でプロジェクト管理をセルフホスト

Linear(プロMプランで月$8/ユーザー〜)・Jira(月$8.15/ユーザー〜)に対して、Plane(GitHubスター30k+のLinear代替)・Taiga(アジャイル開発向けOSS)・Focalboard(Notion/Trello代替・Mattermost統合)はセルフホスト可能なOSSのプロジェクト管理ツールです。

OSSプロジェクト管理ツールを選ぶ理由

  • コスト削減: Linear月$8/ユーザー × 20名 = $160/月 → VPS代のみ
  • データ主権: チケット・スプリントデータを自社サーバーに保管
  • カスタマイズ: カスタムフィールド・ワークフロー・レポートの自由な設計
  • APIアクセス: 自社システム(GitHub・Slack・CI/CD)との深い統合

主要ツールの概要

Plane

2023年に公開されたLinear代替のOSSプロジェクト管理ツールです。GitHubスター30k+。モジュール・サイクル(スプリント)・イシュー・アナリティクスの機能を持ち、LinearやNotionのようなクリーンなUIが特徴です。Pythonバックエンド(Django)+ Next.jsフロントエンドで構成され、Docker Composeで簡単にセルフホストできます。

# PlaneをDockerでセルフホスト
git clone https://github.com/makeplane/plane.git
cd plane

# 設定スクリプトの実行
chmod +x setup.sh
./setup.sh  # インタラクティブに設定を入力

# または docker compose で起動
cp .env.example .env
# .envを編集してDB・Redisの設定を入力
docker compose -f docker-compose.yml up -d

# WebUI: http://localhost/
# Plane APIでイシューを管理
import requests

PLANE_URL = "https://plane.yourcompany.com/api/v1"
API_TOKEN = "your-api-token"  # Profile > API Token で生成
WORKSPACE = "your-workspace-slug"
PROJECT = "your-project-id"

headers = {"X-API-Key": API_TOKEN, "Content-Type": "application/json"}

# イシュー一覧を取得
issues = requests.get(
    f"{PLANE_URL}/workspaces/{WORKSPACE}/projects/{PROJECT}/issues/",
    headers=headers,
    params={"state": "in_progress", "priority": "urgent"}
).json()

print(f"In progress issues: {issues['count']}")

# イシューを作成
new_issue = requests.post(
    f"{PLANE_URL}/workspaces/{WORKSPACE}/projects/{PROJECT}/issues/",
    headers=headers,
    json={
        "name": "ログインページのレスポンシブ対応",
        "description_html": "<p>スマートフォンでのログインUIを修正する</p>",
        "priority": "high",
        "state": "backlog",
        "label_ids": ["label-uuid-here"],
        "assignee_ids": ["user-uuid-here"],
        "target_date": "2026-06-30",
    }
).json()
print(f"Created issue: {new_issue['id']}")

# GitHubとの自動連携(Plane GitHub App経由)
# PRをmergeするとissueのstatusが自動更新される

Taiga

2014年から開発されているアジャイル開発向けのOSSプロジェクト管理ツールです。GitHubスター7k+。スクラムスプリント・カンバンボード・バックログ・バーンダウンチャートをネイティブサポートし、アジャイル開発チームに特化した機能を持ちます。Django バックエンド + AngularJS フロントエンドで構成されています。

# TaigaをDockerで起動
git clone https://github.com/taigaio/taiga-docker.git
cd taiga-docker
cp .env.example .env
# .envを編集
docker compose up -d

# 管理者アカウントを作成
docker compose -f docker-compose.yml exec taiga-back python manage.py createsuperuser

# WebUI: http://localhost:9000
# Taiga APIでスプリントのバーンダウンデータを取得
import requests

TAIGA_URL = "https://taiga.yourcompany.com/api/v1"

# 認証
auth = requests.post(f"{TAIGA_URL}/auth", json={
    "username": "admin",
    "password": "admin",
    "type": "normal"
}).json()
token = auth["auth_token"]
headers = {"Authorization": f"Bearer {token}", "Content-Type": "application/json"}

# プロジェクト一覧
projects = requests.get(f"{TAIGA_URL}/projects", headers=headers).json()
project_id = projects[0]["id"]

# スプリント(マイルストーン)の進捗を取得
milestones = requests.get(
    f"{TAIGA_URL}/milestones", headers=headers,
    params={"project": project_id}
).json()

for m in milestones:
    closed_points = m["closed_points"]
    total_points = m["total_points"]
    print(f"Sprint {m['name']}: {closed_points}/{total_points} points ({int(closed_points/max(total_points,1)*100)}%)")

Focalboard

Mattermost社が開発するオープンソースのプロジェクト管理ツールです。GitHubスター22k+。Trello・Notion・Asanaのボード・テーブル・カレンダービューをサポートし、Mattermost(OSSのSlack代替)と深く統合されています。Mattermost内でFocalboardを使うことでChatと作業管理を一体化できます。

# Focalboardを単独でDockerで起動(Mattermost統合なしの場合)
docker run -d \
  --name focalboard \
  --restart unless-stopped \
  -p 8000:8000 \
  -v focalboard_data:/opt/focalboard/data \
  mattermost/focalboard

# WebUI: http://localhost:8000

# Mattermostと統合する場合はMattermost本体のdocker-compose.ymlを使用

機能比較表

比較項目PlaneTaigaFocalboard
Linear代替度✅(高い)
スクラム/スプリント✅(専門的)
カンバンボード
テーブルビュー
GitHub連携
Mattermost統合
GitHub Stars30k+7k+22k+

プロジェクト管理と組み合わせるGitホスティングはDevOpsカテゴリ/categories/devopsのGiteaを参照してください。チームコミュニケーションはCommunicationカテゴリ/categories/communicationのMattermostと組み合わせて活用できます。

FAQ

Q. PlaneはLinearと比べてどこが劣りますか?

A. 2026年現在、主な差は以下の通りです。Linearが優れている点: ①リアルタイム同期(Linear はオプティミスティックUIで瞬時に反映)②キーボードショートカットの豊富さ③AI機能(課題の自動分類・重複検出)④GitHubとの深い統合(自動ブランチ作成・PRステータス連動)。Planeが優れている点: ①完全無料でセルフホスト可能②データを自社サーバーに保管③Linearより柔軟なカスタムフィールド④APIが充実してCI/CDとの連携が容易。エンタープライズセキュリティや規制対応でデータを自社管理したいチームにはPlaneが特に有力です。

Q. JiraからPlaneへのデータ移行は可能ですか?

A. Planeは現在Jiraからのインポート機能を提供しています。設定手順: ①PlaneのWorkspace設定 > Importers > Jiraを選択②JiraのAPIトークンと組織URLを入力③移行するプロジェクトを選択してインポート実行。移行されるデータ: イシュー・コメント・ステータス・優先度・アサインメント・ラベル。移行されないデータ: カスタムワークフロー・スプリントの詳細履歴(一部)・添付ファイル(別途対応)。

Q. FocalboardをMattermostと統合するとどのような体験になりますか?

A. MattermostのChannelビューにFocalboardのボードを埋め込めます。使用例: ①Mattermostの特定チャンネル(#dev-sprint)にFocalboardのスプリントボードを紐づけ②チャンネル内でタスクの作成・移動・コメントができる③タスクの状態変更時にMattermostにNotificationが届く④チャットとタスク管理が一画面で完結する(Slackの外部ツール連携と同様の体験を自社サーバーで)。

Q. Planeで複数プロジェクトをまたいだチームのキャパシティ管理は可能ですか?

A. Planeのアナリティクス機能(Workspace Analytics)で複数プロジェクトをまたいだビューが可能です。メンバーごとのオープンイシュー数・優先度別のイシュー数・サイクル(スプリント)の進捗をダッシュボードで確認できます。詳細なキャパシティプランニングには現在制限があり、高度なリソース管理が必要な場合はJiraの方が機能が充実しています。

まとめ

ユースケース推奨ツール
Linear代替・開発チームPlane
スクラム/アジャイル専門Taiga
Mattermost統合・Notion代替Focalboard

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